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日本の神様

【日本の神様】

◇産土さま・氏神さま
産土さまとは本来、私たちが生まれた土地の神さま(地縁的な神)をいい、氏神さまは、もともとは一族が共同でお祀りする神さま(血縁的な神)のことをいいました。また、鎮守さまとは、一定の土地に住む人々や建物を守護する神さまのことを指しました。
 今日では、産土さまも氏神さまも鎮守さまも、地域の人々の暮らしをお守り下さる神さまとして、同様に考えられています。このような神さまに対して、私たちは産子(うぶこ)・氏子(うじこ)と呼ばれています。

◇神明神社
神明という言葉は、広くは神さまを意味する場合のほか、とくに天照大御神(あまてらすおおみかみ)を申し上げる場合があります。一般にいう神明さまは、後のほうを指します。神明さまのほかに、天照大御神をお祀りする神社として、各地の大神宮・伊勢神社・天祖(てんそ)神社があります。これらの神社は、全国に約5,400社を数えます。

◇八坂神社
八坂さまは、祇園祭(ぎおんまつり)で有名な京都の八坂神社をはじめ全国各地に祀られています。主な御祭神は須佐之男命(素戔嗚尊とも表記・すさのおのみこと)で、全国に約2,900社を数えます。

◇金刀比羅宮・琴平神社
金比羅さまは、全国で約2,000社を数えます。その名称は金刀比羅神社・琴平神社などさまざまですが、御本社といわれるのは"讃岐の金比羅さん"として親しまれている香川県琴平町鎮座の金刀比羅宮(ことひらぐう)です。御祭神である大物主神(おおものぬしのかみ)は、大国主神(おおくにぬしのかみ)の和霊(にぎみたま)といわれます。

◇諏訪大社・諏訪神社
お諏訪さまをおまつりする神社は、全国で約5,700社あります。諏訪神社は主に建御名方神(たけみなかたのかみ)とそのお妃(きさき)の八坂刀売神(やさかとめのかみ)をお祀りする神社です。御祭神(ごさいじん)の建御名方神は、『古事記(こじき)』によると天孫降臨(てんそんこうりん、天照大御神さまのご子孫が地上に降りてこられる神話)に際し、お使いの神であった、建御雷神(たけみかづちのかみ)と力競べをした結果、信濃国諏訪の地にとどまることとなり、この地をお守りする神さまとしてお鎮(しず)まりになりました。

◇春日大社・春日神社
春日さまをおまつりする神社は全国で約3,000社あります。春日大社の創建は、神護景雲(じんごけいうん)2年(768)といわれ、第一殿に武甕槌命(たけみかづちのみこと)、第二殿に経津主命(ふつぬしのみこと)、第三殿に天児屋根命(あめのこやねのみこと)、第四殿に比売神(ひめがみ)がおまつりされています。伊勢の神宮・石清水八幡宮とともに三社託宣(さんしゃたくせん)の神として、全国にその信仰が広がってゆきました。

◇熊野神社
熊野さまをおまつりする神社は全国で約3,300社あります。熊野神社は主に家津御子神(けつみこのかみ=素盞鳴命)、熊野速玉男神(くまのはやたまおのかみ=伊邪那岐命)、熊野夫須美神(くまのふすみのかみ=伊邪那美命)をお祀りする神社です。熊野三山とは、和歌山県本宮町の熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ、本宮)、新宮市の熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ、新宮)、那智勝浦町の熊野那智大社(くまのなちたいしゃ、那智)の三社を総称したものです。

◇稲荷神社
お稲荷さまをおまつりする神社は全国で約19,800社あります。 稲荷神社は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ、倉稲魂神とも書く)を主祭神として、お祀りされています。宇迦之御魂神の「うか」は、古くは食物、特に稲霊(いなだま)を意味した言葉です。稲霊を倉の棚にまつったところから倉の字が使われました。稲荷の語源はイネナリ(稲成)という意味で、稲の生成化育する様を表しています。また神さまが稲を荷なわれたことから稲荷の字をあてたともいわれています。

◇八幡宮・八幡神社
八幡さまをおまつりする神社は全国で約14,800社あります。八幡神社の御祭神は、第15代応神(おうじん)天皇(誉田別命・ほむだわけのみこと)・御母の神功(じんぐう)皇后(息長帯比売命・おきながたらしひめのみこと)・比売大神(ひめおおかみ)の三神で、応神天皇の御父にあたる仲哀(ちゅうあい)天皇、御子の仁徳(にんとく)天皇をあわせてまつる場合や、玉依姫命(たまよりひめのみこと)をおまつりする例などもあります。
 八幡信仰は、大分県宇佐市の宇佐神宮(明治4年までは宇佐八幡宮)に始まりました。
 その後、源義家(幼名八幡太郎・はちまんたろう)が石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう、京都府八幡市)の社前で元服をした機縁で源氏の氏神となり、さらに源頼朝により鎌倉に鶴岡八幡宮が創建されてからは、武家の守護神として各地に勧請されました。

◇天満宮・天神社
天神さまをおまつりする神社は全国で約10.300社あります。
 菅原道真(すがわらのみちざね)公は、文章博士(もんじょうはかせ)に任ぜられ、右大臣(うだいじん)まで務められました。しかしながら、讒言(ざんげん)により、都を遠く離れた大宰府(だざいふ)に左遷され、延喜3年(903年)、59歳のとき亡くなられました。やがてその墓所に道真公をお祀りする神殿が建てられました。それが現在の太宰府天満宮(福岡県太宰府市)です。
 道真公が亡くなられて、都では異変が起こりました。これらの災いを鎮めるために道真公を手厚くおまつりしたのが北野天満宮(京都市)の始まりです。

◇住吉大社・住吉神社
住吉さまをおまつりする神社は全国で約2,000社あります。住吉神社は、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の筒男(つつのお)三神が主祭神となっています。住吉神社の多くは、海岸や川口近いところを鎮座地とし、古くから海上守護神としての御神徳により、漁業や航海、また海運に携わる人々の篤い信仰を集めました。

◇えびすさま
えびす神は日本の蛭子神(ひるこのかみ)または事代主神(ことしろぬしのかみ)とする二説があります。神話によれば蛭子神は、伊邪那岐(いざなぎ)・伊邪那美(いざなみ)二神の最初の御子といわれます。 一方、事代主神は、大国主神(おおくにぬしのかみ)の御子神といわれ、父神とともに天照大御神のご子孫にこの日本の国を譲られたといわれます。島根県美保関町鎮座の美保(みほ)神社は、事代主神の神話に因んだ数々の神事を伝えていることで知られています。 蛭子神・事代主神および総称の恵比須神などを主な御祭神とする神社は、全国に約1,500社を数えます。

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